「運転が怖い」は甘えじゃない。克服の第一歩はここから!
- 2025.09.05
- カーライフ全般

「免許は取ったけど、運転が怖くてできない」 「一度怖い思いをしてから、ハンドルを握れなくなった」
そんな悩みを抱えている人は、実はとても多くいます。周りがスイスイ運転しているのを見て、「自分だけできないのは甘えかも…」と落ち込んでしまうこともあるでしょう。
でも、結論から言います。
「運転が怖い」と感じるのは、決して甘えではありません。
その感覚は、むしろあなたが真剣に安全と向き合っている証拠です。大切なのは、その恐怖心とうまく向き合い、少しずつ乗り越えること。そのためのヒントを、この記事でお伝えしていきます。
なぜ「運転が怖い」と感じるのか?
運転に対する恐怖は、いくつかの原因から生まれます。
- 過去の事故やヒヤリ体験
- 教習中にうまくできなかった記憶
- 周囲の目や後続車へのプレッシャー
- 自分の操作ミスで人を傷つけるかもしれないという不安
これらは、どれも“気持ちの問題”で片づけられるような軽いものではありません。人によっては、身体が固まってしまったり、手汗が止まらなかったりと、明確な反応として表れることもあります。
怖いと感じるのは、ごく自然なことなのです。
恐怖を「なくす」のではなく、「うまく付き合う」
「怖さ」をゼロにすることを目指す必要はありません。むしろ、ある程度の緊張感は、安全運転にとってプラスになることもあります。
大事なのは、
- 過剰に怖がって動けなくなるのを防ぐ
- 自信を少しずつ取り戻していく
- 「慣れ」と「確認」の習慣をつけていく
という3つのステップを踏むこと。
最初は、小さなことでも「今日はハンドル握れた」「近所まで行けた」と成功体験を積み重ねていくことで、少しずつ恐怖心が和らいでいきます。
「怖い」を克服するためのステップ
1. 無理をしない環境を整える
いきなり混雑した市街地や高速道路に出るのではなく、まずは交通量の少ない時間帯・エリアを選ぶことが大切です。
- 朝10時〜昼過ぎの間(通勤・通学ラッシュを避ける)
- 郊外の広い道や駐車場での練習
- 天気の良い日(雨や夜道は初心者には難易度が高め)
「怖くない」と思える環境づくりが、第一歩の鍵になります。
2. 操作に集中できる余裕をつくる
運転に必要な基本動作を体に思い出させることも重要です。
- シートポジションやミラーの確認
- ブレーキとアクセルの踏み替えをゆっくりと
- ハンドルの操作に慣れること
焦ってスピードを出すより、「止まる」「曲がる」「確認する」という基本を丁寧に繰り返すことで、安心感が増していきます。
3. ひとりで頑張らない
不安を感じるときこそ、誰かのサポートが心強くなります。運転に理解のある家族や友人、またはプロのインストラクターと一緒に練習するのも有効です。
一人で悩みを抱え込むと、「私は運転に向いていないのかも」と思い込んでしまいがち。そんなときは、他者の力を借りる勇気も必要です。
上手に「慣れ」を育てるコツ
克服のカギは、“成功体験の積み重ね”です。
- 近所のコンビニに行けた
- 家族を乗せてスーパーまで行けた
- 駐車がうまくできた
どんなに小さなことでも、自分を褒めてあげること。それが自信につながり、やがて「運転できるかも」という気持ちに変わっていきます。
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Author:小野尾 光 投稿一覧
1979年、五井自動車教習所に取締役として入社。
- 教習指導員資格保有
- 年間読書数200冊
- 千葉県船橋市出身
- 愛車はトヨタ エスクァイア マルチ ユーティリティ