普通二種免許の取得に必要な条件や日数は?難易度や費用相場も解説

普通二種免許の取得に必要な条件や日数は?難易度や費用相場も解説
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いろいろな種類がある運転免許ですが、街中で見かける、タクシーや運転代行、ハイヤーなど、人を乗せて運転し、代金をいただく旅客運送の際に必要な免許が二種免許です。

これから普通二種免許を取得して、旅客運送の仕事に就こうと思っている方もいるかと思います。

そこで、今回は、普通二種免許の取得に必要な条件や日数など、難易度や費用相場も一緒に解説していきます。

普通二種免許取得に必要な条件とは

普通二種免許は、誰も簡単に取得できると言うわけではなく、条件をクリアした方が取得することができます。

普通二種免許取得に必要な条件は以下の通りです。

  • 満21歳以上であること
  • 第一種運転免許取得後、運転歴が3年以上経過していること
  • 視力が両目0.8、片目0.5以上あること
  • 信号の3色が判断できること
  • 基本的な日本語の読み書きができ、理解できること
  • 運転の際に、支障を及ぼす身体障害がないこと
  • 10メートル離れたところでも、90デシベルの警音器が聞こえること

以上の条件を全てクリアしている方が、二種免許を取得することができます。

普通二種免許の取得にかかる日数は最短で8日

それぞれのスケジュールや、教習プランによって、取得にかかる日数は変わってきます。

普通免許を既に所有している方が、取得する場合は、最短で学科19時間、技能21時間となるため、20日前後くらいとなりますが、教習を詰め込めば、短縮しての取得が可能となります。

また、普通免許を所有している方が、合宿免許で普通二種免許を取得する場合の最短日数は8日〜です。

そのため、最速で二種免許を取得したい方は、合宿免許の参加がおすすめです。

普通二種免許取得までの流れ

普通二種免許取得するまでの流れは以下の通りです。

  • STEP1:学科・技能教習
  • STEP2:学科試験
  • STEP3:技能試験
  • STEP4:応急処置講習
  • STEP5:旅客車講習

それぞれのステップを具体的に解説していきます。

STEP1:学科・技能教習

まずは、学科教習と技能教習を受講します。

既に普通自動車免許を取得している方の場合、学科教習は19時間、技能教習は21時間となります。

学科教習は、普通免許の時よりも難易度が上がっていますが、話をしっかりと聞いていれば、合格できる内容です。

技能教習は、コース内で直角バックとエイカクを行います。

直角バックとは、コース内で車をバックで駐車するものです。

駐車位置にポールがあり、少しでも接触してしまうとアウトとなります。

エイカクは、アルファベットの「A」のような形のコースとなっており、脱輪してしまうとアウトです。

しっかりと話を聞いて、追加教習がないよう注意しましょう。

STEP2:学科試験

学科教習が終わると、学科試験を行います。

学科試験は全部で95問、全問マークシート、文章1問1点、イラスト1問2点の減点方式で採点されます。

100点満点のテストとなり、90問以上で合格です。

普段の学科教習を、しっかりと受けていれば合格できる内容となっておりますので、普段の教習をしっかりと受けましょう。

STEP3:技能試験

技能教習が修了すると、技能試験を行います。

技能試験は、指定の自動車教習所で、校内試験と路上試験の2つを合格する必要があります。

合格基準は、各項目から減点方式で、どちらも90点以上で合格になります。

こちらも、普段の教習をしっかりと受けていれば、合格できますので、普段の技能教習をしっかりと受け、分からないことがあればその都度聞くようにしましょう。

STEP4:応急処置講習

応急処置講習は、普通自動車免許の取得時にも行った訓練です。

人形を使い、人工呼吸や心臓マッサージの方法を学習します。

二種免許の場合は、身体障害者をタクシーに乗せる事もあるため、身体障害者の乗り降りの補助練習も行います。

普通免許とは違い、人を乗せて運ぶことになるため、万が一のためにも、応急処置講習はしっかりと受けておきましょう。

STEP5:旅客車講習

旅客者講習は、旅客自動車を運転する際の危険予測や、そのほかの安全運転に必要となる技能や、知識を学びます。

その他にも、夜間や悪天候時における安全な運転位必要な技能や知識の確認、身体障害者や高齢者が乗車した場合の安全な運転をするための技能や知識の確認を行います。

二種免許取得の難易度は?合格率はどれぐらい?

普通二種免許の合格率は、約35%〜40%と、そこまで高くありません。

一種免許に比べて、難易度が高いため、二種免許試験の受験者のほとんどが2回以上試験を受けています。

また、1発合格ができるのは、10%以下と、とても低い数字となっています。

一種免許とは違って、普通二種免許の学科試験には旅客自動車の運転に関係する放棄問題が出題されるため、その学科試験の難度が合格率に反映していると考えられます。

試験の中でも特に難易度が高いのが、技能試験の方です。

技能試験の合格率は10%〜20%とかなり低いため、ほとんどの教習生が苦戦しています。

普通二種免許の取得にかかる費用相場はどれぐらい?合宿と通学、一発試験ではどれが安いの?

普通二種免許を取得できるのは、「合宿免許」「通学免許」「一発試験」の3つの方法があります。

それぞれの費用相場は以下の通りです。

  • 合宿免許:260,000円前後〜
  • 通学免許:230,000円前後〜
  • 一発試験:40,000円前後〜

上記の通り、費用が特に安いのは、一発試験となります。

これだけ見ると、「一発試験にしよう!」となるかと思いますが、実は、一発試験の合格率は10%以下と低いため、おすすめしません。

ですが、教習所で取得となると、それなりに金額は高くなりますので、自分に合ったやり方で取得しましょう。

一発合格平均受験回数は平均12〜13回!?教習所に通った方が安く済むケースも

普通二種免許の取得は、教習所で取得する方法と、一発試験といって、いきなり運転試験場で試験を受ける2つの方法があります。

一発試験は、教習所と比べると費用がかなり抑えられるため、お得に感じますが、一発試験を受けている方で、合格するまでに受験した平均受験回数は、12回〜13回と言われています。

12回〜13回も試験場に通うことを考えると、教習所に通って、しっかりと勉強をして実力をつけて試験を受けた方が、最終的な費用が安く済むケースもありますので、自分の実力を見極めて、教習所にするのか、一発試験にするのかを選択するといいでしょう。

10日ほど休みを確保できるなら合宿免許、そうでないなら通学免許で取得するのがおすすめ!

今回は、普通二種免許の取得に必要な条件や日数を紹介しました。

普通二種免許は一種免許に比べて難易度が高く、合格率も低いです。

料金は、一発試験が安いですが、合格するまでに12回〜13回の受験が必要と言われています。

そのため、10日ほど休みを確保できそうであれば、合宿免許、難しければ、通学免許で普通二種免許を取得するのがおすすめです。

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