仮免技能試験に落ちた!落ちてしまう原因と解決法

仮免技能試験に落ちた!落ちてしまう原因と解決法
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教習所で、第一段階の学科と技能の教習を終えると、仮免許試験を受けなければなりません。
仮免許試験の技能試験を修了検定といいますが、これがなかなか難しく、落ちてしまう人が続出します。


そこで今回は、修了検定の内容のおさらいから、落ちてしまう原因と解決法を解説していきます。

>>仮免学科試験合格のコツはこちら

仮免許の技能試験(修了検定)の内容

修了検定とは、第一段階の技能教習を終えて、路上に出る運転技術が身についているかどうかを確認する試験です。
そのため、いくつか決められた課題があり、それに対して減点項目があります。

修了検定の課題

修了検定の課題となるのは、以下のようなポイントです。

  • 安全確認
  • 直線道路
  • 交差点での操作と優先判断
  • S字カーブ
  • クランク
  • 踏切通過
  • 坂道発進
  • 発進と降車時の確認作業
  • 発進・停車方法

教習コースは、試験直前に伝えられ、だいたい10~15分で終了します。

修了検定の減点例

どのような減点例があるか見ていきましょう。

◎安全措置不適

安全運転をするために必要な操作や確認などを怠ると、安全措置不適とみなされます。

◎合図不履行等

他の車や歩行者などとの事故を防ぐために欠かせないのが合図の履行です。
発進や進路変更などの際は、決められた合図をすることが法律で定められています。
路端からの発進時や進路変更時、右左折時など、しっかりと合図を出しましょう。

◎運転姿勢不良

意外なところですが、運転姿勢も細かくチェックされています。
安全運転をするためには、適切な姿勢を保つ必要があるとされるため、正しい運転姿勢をとっていないと判定されると減点対象となります。
主な減点項目は、シートの調節不足や直進中の片手ハンドル、上体の極端な傾きなどです。これらのミスは5点減点とされます。

修了検定に落ちてしまう原因

修了検定に落ちてしまうのには、必ず原因があります。
この原因を把握していないと、何度受けても落ちてしまうことになります。

安全確認を怠っている(とみなされる)

修了検定の減点で一番多いのが、安全確認を怠ること(安全措置不適)です。

自分では、安全確認を行っているつもりでも、試験官から見てわからなければ、減点になります。

安全確認をする際のコツは、しっかりと首を動かしてルームミラー、サイドミラー、目視といちいち確認することです。
特に、乗り込む際は車体の下までしっかりと覗き込む、右左折の際は目線だけでなく頭も左右に動かすなど、はっきりと安全確認ができていることをアピールしましょう。

自分の苦手項目を把握していない

自分の苦手項目を把握していないと、何度試験を受けても、そこで落ちてしまうことになります。

しかし、修了検定前の段階で、自分の苦手項目を把握しておけば、試験当日までに教官にコツを聞いたり、対策を練ったりすることができます。

また、もし不合格になった場合は、減点された理由を見極め、補習教習でしっかり克服してから再受験するようにしましょう。

合格のための5つのポイント

修了検定に落ちてしまう原因を見てきましたが、それでは落ちないためには、どのような対策をすればいいでしょうか。

教習コースを覚えておく

自分が試験で運転するコースは決まっているので、予め覚えておくと運転しやすくなります。
コースの内容を覚え、頭の中で「ここの踏切では一時停止して、交差点では安全確認をする」などポイントごとの適切な操作をイメージしておきましょう。

安全確認はしっかりわかりやすく行う

安全確認の際は、少々大げさ気味でも良いので、試験管にわかりやすい動作で行うことです。

安全確認が必要とされるタイミングは、発進や後退、進路変更、右左折、踏切通過、乗降時などです。
適切なタイミングでしっかり首を動かして安全確認をし、安全措置不適と合図不履行を防ぎましょう。

乗車から降車まで手順をしっかり踏む

試験官は、乗車前から降車までの手順を厳しくチェックしています。

乗車時は車体の前後左右のほか、車の下も忘れずに見て、運転を妨げる物がないか確認します。
その後、後続車が来ていないのを確かめてから車に乗り込みます。
ドアを開ける前にも、もう一度周囲の安全を確認することが大切です。

発進するまでにも所定の手順を踏んで安全確認します。
シートやミラーの調整、シートベルトの装着、ギアの確認など、一つひとつ確実に済ませましょう。

降車する際にも気を抜かず、安全確認を行います。
サイドブレーキをかけてエンジンを切ったら、シートベルトを外して、シートの位置を戻しておきましょう。
ドアを開ける前に車の外を確かめ、歩行者や車などが来ないことがわかってから降ります。

挨拶・返事は大きな声ではっきりと

修了検定は明確な基準が定められているため、挨拶や返事などは採点に影響するものではないものの、挨拶や返事はしっかりするように心がけたいものです。
試験官の印象を良くし、和やかな雰囲気の中で試験を受けるためにも、はきはきとした大きな声で礼儀正しく挨拶や返事をすることを心がけましょう。

原因と解決法をしっかり押さえて試験に挑もう!

修了検定には、必ず落ちる原因があります。
不合格になったら、自分でなぜ落ちたのか原因を究明し、その項目を重点的に復習して、しっかり克服することが大切です。

その上で、落ちないためのポイントを押さえて、試験官にアピールできるように、確実に一つ一つの動作を行いましょう。

一度ミスしても落ちるとは限らないので、最後まで諦めずに取り組むことも大切です。

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